−　バトル・オブ・ザ・ツイン　−
〜筑波サーキット〜 　　2004/3/20

今年もBOTTが終わった。
天気予報通りの朝から雨天で、ウェットレースの覚悟が整っていた。
案の定、予選1時間前あたりから雨が落ちてきた。しばらく様子を見て、レインタイヤに交換、サスもウェットセッティングに。雨と共に気温もどんどん下がり、コンディションは悪化するばかり。
予選コースイン後数周、何と全周ガソリン漏れで油膜が出来てしまい、とても走れる状況ではない。自身の999をかる山本は、慎重に予選を開始したため、アタックのタイミングを逃し、予選4位。
予選を終了し、その後BMWボクサートロフィーの予選で1コーナー転倒、ヘッドライトカバーを割り、オイルが出る。最悪。
この時点で引き上げる有力チームもボツボツ。雨は強くなり、白い物が混ざっている。やがて、みぞれは雪となり、チームテントにも薄っすらと積雪。外気温4-5度。レース以前に危険な状態。そんな中スタートした他の決勝レースでは、スタート後すぐに赤旗中断。ライダーは前が見えない、手が冷たくて動かない、と訴える。
山本に言う。「危ないから、止めよう。」「ここでマシンを壊しても・・・」
撤退！ライダーの安全性が確保出来ていないレースなんて・・・